「原発から汚染水が海へ」
このインパクトは大きいと思います。
そして、最近多い質問がこれです。
「放射性物質による海洋汚染の問題で、伊豆の海は安全なの?」
わかります。
しかし、心から海を愛するダイバーやサーファーは、だめだと言われてもあきらめられないでしょう。
海に囲まれた島国、日本に生まれ育ったなら、魚を食べるなといわれても食べたくなるでしょう。
そこで、客観的に判断できる材料を探してみました。
その結果あくまでも個人的な意見ですが、現段階で伊豆に関しては安全と考えていいのではないかと。
その主な理由は2つです。
理由1:文部科学省が公表している
「海域における放射能濃度のシュミレーション」をもとにしたヨウ素131とセシウム137の動きをみてみると
どうやら福島沖の海流は、日本海流(黒潮)と対馬海流分岐流(津軽暖流)と千島海流(親潮)の影響で、複雑でゆっくりとした流れとなっていて、この複雑な流れで原発の放射性物質は、沖に向かって拡散するようです。
ちなみに伊豆近辺の海流の動きは、このようになっているため
海流の影響によって伊豆には流れ着かないのではないかと推測されます。
理由2:水産庁が4月18日現在の海の魚介類の放射性物質検査の実施状況を公開しました。
この図が表していることは、○の場所で採れた魚介類は暫定規制値を超えていなかったということです。
※詳しくは
「海産魚介類の放射性物質検査の実施状況」「各都道府県等における水産物放射性物質検査結果について」をご参照ください。
このデータが正しいのなら、海の汚染は伊豆まではまだほとんど広がっていないのではと推測されます。
現段階では安全と考える根拠は上記の理由ですが、深刻な事態は隠蔽されている可能性もありえます。
結局は自己判断ですけどね。
公的な行政が伊豆の海の数値をカウントし、責任をもって安全だと言い切ってくれればな・・。
※関連リンク
「海域における放射能濃度のシュミレーション」
海上保安庁 海洋速報 海流図
「海産魚介類の放射性物質検査の実施状況」「各都道府県等における水産物放射性物質検査結果について」
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