「スミラン(シミラン)からもうマンタはいなくなった」
最近、陸にいたらそんな噂を耳にするようになった。
いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。
今がピークシーズン真っ只中じゃないですか!
っていうか、一時はあんなにマンタいたじゃないですか?
あいつらどこに行ったんすか?
ある人曰く・・。
マンタがうじゃうじゃいたとき。
どうやらあれは、スミラン(シミラン)を舞台に繰り広げられていたマンタ同士の合コンだったらしい。
で、カップルを見つけたマンタ達はハネムーンにでかけるらしい。
行き先は、モルディブ。
人間もマンタも行きつくところはやっぱりモルディブか・・ってなんの話ですか、それ?
なに遠い目になってんすか?
ありえませんから。
もう休憩十分すから。
スミラン(シミラン)最高っすから。
ここにマンタがいるってことを証明してきますから。
ということで、今回のクルーズのテーマ。
それは「マンタ復活」に決定(あくまで個人的なものです)。
しかし、朝起きるとクリス(スタッフ)が体調不良で潜れないと衝撃のカミングアウト。
僕のチームが「余裕の日本人3人だけ」から「あからさまにエアーを沢山吸いそうな外人さんもあわせて6人」へと変貌を遂げます。
今年は色々ありました。
ここまでくると黒魔術的な力を本気で感じます。
だいぶコースどりに制限が加わりましたが・・あきらめたらそこで試合終了です。
エアー消費とストライクゾーンの違いに折り合いをつけながら、さあ、辿り着いたぞ「Koh bon」。
「Koh bonでマンタを見る」
なんだかんだ言っても、それがやはりスミラン(シミラン)クルーズの王道。
ここで当てる。
ここで悪い流れを完全に断ち切る。
そして、そのまま大物連発のビックウェーブに乗ってやる。
そう心に誓ってエントリー。
コーナー・・気配なし。
うーん・・・と気づけばハナダイギンポを指している僕がいる。
おいおい、違うだろう?
マンタがそんなサイズの穴に入ってるなんて聞いたことねえよ?
5分後。
気づけばインディアンミミックサージョンフィッシュとエーブルスエンジェルフィッシュの違いを説明している僕がいる。
・・・・・。
おいおい、大丈夫か?
ほほに棘があるかなんかを識別してたら、完全にあれだよ?
志村ー、うーしーろー!になっちゃうよ?
そこで、ふと振り返る。
・・・・・・・・・・・。
ほらね。
今回のテーマが今まさに僕らの後ろに。
って言ってる場合じゃねえ!
っていうか外人さん!ライオンフィッシュなんてうっちゃって!
いつでも撮れるから!あとで好きなだけ撮らせてあげるから!
ということで。
みなさんいますよー!
スミランにマンタ健在ですよー!
雲見でのダイビングは下田ダイバーズで!
神子元でのダイビングは神子元ハンマーズで!
タイ・プーケットでのダイビングはダイブアジアで!